一般家庭・オフィスから排出される可燃物のごみの中に占める古紙の割合は、約50%と言われています。つまり、その約50%の古紙をリサイクルに活用することによって、ゴミが半分に減り、環境保護にも役立つと言うわけです。
古紙1トンを再生紙の原料に使用すると、立木(直径14cm高さ8m)20本の立ち木を守ることになります。森林を守り、地球の温暖化防止にも効果があります。
一部の大手製紙会社が古紙100%配合の紙は作らない旨の発表をしましたが、大手製紙会社の生産設備の増強に加え、全国的に古紙が不足していて必要なだけの古紙を確保できないために古紙の配合率の方針を変更したものです。また再生紙を生産する際に必要なエネルギーがパルプからの生産に対し倍以上かかるとの記事も出回りましたが、これはパルプから紙を作る場合に比べての話で、木からパルプを生産するのに遥かに多くのエネルギーが必要とされますので、やはり再生紙のほうが全エネルギー使用量は少ないのが事実です。そもそも再生紙はパルプの素となる森林資源を守るために絶対必要なことなのです。当社では、排水の再利用や蒸気の再利用を行い、更なる環境保全に貢献しています。
の原料は木材、木材を供給する森林です。時代と共にこの森林が急速に減っています。このままでは森林資源も底をついてしまいます。再生紙の原料はほとんどが古紙です。古紙を利用すればその分木材の消費を減らすことができ、森林資源を守ることにつながります。また、木材からパルプを作ってから紙を作る場合に比べると、電気や石油エネルギーの消費量を節約できます。さらに、街のごみ減や焼却時の二酸化炭素削減にもつながり、再生紙の使用すなわち古紙の利用はこれからも必要不可欠なことといえるでしょう。
当社では紙管も古紙を利用していてパルプ100%の紙管よりは水に溶けやすくなっていますが、それでもトイレでの水量では溶けないので詰まりの原因となります。
2枚重ねの状態で同時にミシン目加工をしているので、ずれることはありません。2枚のうちのどちらかが別のミシン目で切れて本来より1周ずれている状態です。2枚重ねを1枚ずつに分け、上の1枚のみ1周外すとミシン目が合います。
トイレットペーパーの芯(紙管)の内側に香りを付けています。直接紙そのものに香水は付けていません。
一般のシュレッダー機で書類を粉砕すると紙の繊維が細かく切断され、リサイクル率が下がります。
古紙や紙製品の種類によって異なりますが、一般的な印刷用紙ですと850kgの紙に、トイレットペーパー(幅114mm 2枚重ね30m)なら4,000~5,000個できるそうです。また、1トンの古紙は立木(直径14cm高さ8m)20本に相当するといわれます。
(財)古紙再生促進センターまとめの古紙標準品質規格によりますと、主要銘柄だけで27種類ですが、各製紙工場特有の規格があったり、更に細目があったりしますので、ずいぶんと増えます。また、国によっても品種分類の仕方が多少異なります。
製紙工場で古紙を原料とする場合、紙の繊維以外の異物を取り除かなければなりません。異物が多ければ品質や製造コストに大きく影響してしまうからです。この異物のことを禁忌品と呼びます。禁忌品といっても様々な種類があります。紙以外の木製品や金属類、ビニール・プラスチック類などは分かり易いものですが、紙製品でもラミネート加工や感熱・感圧処理をした紙などは見分けにくい物です。また、普通の状態なら問題はないのですが、油が付着した紙や焼けこげがあったりする紙も禁忌品です。