成長できる環境〜ジョブローテーションについて
男性社員がホンネトーク〜

営業本部内の営業部と資源開発部と物流部。
それぞれの部署でマネジメントする立場にある男性社員3人が入社から今までを振り返り、
ジョブローテーションによってどう成長できたかについて語り合いました。

MEMBER

  • 小倉 貴之

    小倉 貴之

    営業本部 資源開発部 部長 兼 物流部 部長
    【2006年入社】

  • 松村 拓弥

    松村 拓弥

    営業部 担当課長
    【2011年入社】

  • 三枝 大輔

    三枝 大輔

    資源開発部 課長
    【2013年入社】

異動の文化について

三枝 大輔 三枝

小倉さんは、今は資源開発部と物流部の部長を兼任されていますが、もともとは営業部からのスタートですよね。

小倉 貴之 小倉

そう、入社してから12年間、ずっと営業。小売店のバイヤーさんとの商談、価格交渉、商品陳列、応援販売などを通して、当社の製品である再生紙100%のトイレットペーパーの販売を担当してた。今まさに、松村くんがやっている仕事だよね。

松村 拓弥 松村

小倉さん、僕もちょうど今、営業12年目です。だからもうすぐ異動かも(笑)。この座談会のテーマはジョブローテーションなんだけど、実は部署異動したことがなくて。なので今後のために、他の部署の仕事についてお聞きしたいです。

小倉 貴之 小倉

じゃあ続きを言うと、営業部の次は、トイレットペーパーの原料となる古紙を調達する資源開発部に異動になった。仕事内容は三枝くんに聞いた方がいいかな。

三枝 大輔 三枝

私も5年半、営業の仕事をして、資源開発部に異動になりました。主な仕事は古紙問屋さんと数量や価格について商談すること。古紙の市場においては発生量や為替によってものすごく価格が変動するし、当社の稼働状況によって調達したい量も変わるので、日ごろから定期訪問して情報を収集しておくことが大事。当社としてはできるだけ原料費を押さえたいので。

松村 拓弥 松村

あと資源開発部では機密書類の購買もやってるよね。

三枝 大輔 三枝

はい。こちらは当社が首都圏にあるという立地を生かして、役所や企業などから出る機密文書をペーパーの原料にしようという活動です。価格は安定しているけど、機密文書なので扱いに注意が必要。ISO27001を取得して、情報セキュリティマネジメントを行っています。

松村 拓弥 松村

小倉さんは資源開発部の部長でもあり、物流部の部長でもあるわけですよね。僕は物流部の仕事にも興味があります。

小倉 貴之 小倉

小売店さんから注文が入ったら翌日に配送するのが基本。物流部の仕事は、配車とか伝票発行とかが中心になるかな。もっとも僕は現場の仕事はやっていなくて、マネジメントする立場ではあるけどね。

ジョブローテーションの効果は?

松村 拓弥 松村

ジョブローテーションの効果って何なんでしょうね。僕は営業が大好きなので異動になることをずっと敬遠していたのですが、営業部には、一度物流部に行って戻ってきた先輩がたくさんいて、「知見が広がるから松村くんも行った方がいいよ」と言われています。

三枝 大輔 三枝

知見が広がるというのは、すごくあると思いますね。あとは視野も広がります。例えば私が営業のときは、お客さまの要求に応えることだけを考えていました。今いる資源開発部は材料調達だから、今度は会社のためにという考えになる。営業時代には外だけしか見ていなかったけど、今は外も内も見ながら動けるようになりましたね。

小倉 貴之 小倉

それと鶴見製紙の仕事は、各部署の連携が大事。営業、製造、資源開発、物流が協力し合ってお客さまの要求に応えていくスタイルだから、営業以外の部署の仕事は知っておいた方がいいよね。

松村 拓弥 村松

確かに、物流の経験がある先輩は、お客さまからの急な要望があったときも「物流のことを考えたら、こうした方がいいな」って言っていますね。僕なんかは現場を知らないので、「とにかく配送してもらわないと困る」みたいなことを言ってしまうけど、もしかしたら配慮が足りないかもしれません。

小倉 貴之 小倉

じゃあ、ジョブローテーションやってみる?

松村 拓弥 村松

今はウエルカムですよ。

三枝 大輔 三枝

でも、ずっと営業部にいても、新規事業がスタートしたときは、普段の営業にプラスして今までとはまったく違う仕事をやるようになったから、もしかしたらジョブローテーションと同じ効果があったかも。

小倉 貴之 小倉

業務用トイレットペーパーの販売のこと?

三枝 大輔 三枝

そうです。それが始まったときは小倉さんも私も営業部にいたから、この3人が揃っていましたよね。新しい市場なので、どんなところに営業に行けばいいか分からないし、いくらで売ればいいのかも分からず、手探りでした。

小倉 貴之 小倉

松村くんがボートレース場の入札に参加したときに「これくらいかな?」と思って出した金額が、他の業者さんより異様に安くて落札できたよね。それから、業務用のトイレットペーパーの売値の相場が分かったから、「じゃあ、うちはこれくらいで売ろう」っていうのが決まったんじゃなかったかな。

松村 拓弥 村松

金額面では当社はメーカー特販なので圧倒的に有利。お客さまにとっても、一個につき数円下がっただけでも年間にするとものすごい金額のコスト削減につながりますからね。それで、三枝くんが女子高・女子大に狙いを定めて…。

三枝 大輔 三枝

だって普通の高校や大学に比べてトイレットペーパーの消費量が多いから。お客さまも喜んでくれましたよ。

小倉 貴之 小倉

確かに新規事業とジョブローテーションの効果は似てるかも。新しいことにチャレンジできるからおもしろいし、創意工夫しながらやっていく経験がスキルアップにつながる。で、結果、視野が広がるということだよね。

夢を語ろう!

小倉 貴之 小倉

二人の目標を聞かせてもらえるかな。夢を語ろうよ。

三枝

原料調達はますます厳しい状況になっています。ペーパーレスの時代なので今と同じやり方だとやっていけません。日本は古紙の回収量が80%でリサイクル65%と世界トップクラスではありますが、20%はゴミになっているということ。それも家庭ゴミの中に半分は紙がある。行政とのタイアップなど新しいルートを開拓していきたいですね。その開拓には営業時代に身につけた交渉力が生かせると思います。小倉さんはどうですか?

小倉

資源開発部が役所や学校や病院やオフィスなどから機密文書を回収して、製造部門でトイレットペーパーにして、それを営業が業務用として同じところに販売する。この新しいビジネスモデルは究極の循環型のビジネスだし、都会に立地してメーカー直販している当社にしかできないこと。この活動をもっと知ってもらって世の中に拡げていくことが僕の目標。

三枝

物流部門としての目標は?

小倉

ドライバー不足など課題は多いけど,他社との共同配送とか、手がないわけじゃない。モーダルシフトの研究も進めていく必要があると思ってる。

松村

トイレットペーパーは価格競争が激しいので、それに巻き込まれることなく、「鶴見製紙だから買う」と言ってもらえるような会社にしていきたいですね。製販一体で高品質、絶対的な供給力があるから、それは可能だと思う。営業だけではなくAll鶴見製紙で。

小倉

じゃあ、ジョブローテーションしなきゃ。

松村

よろこんで!。

みなさん、ありがとうございましたー

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